『信仰:神と人との懸け橋』大倉 信 師
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『信仰:神と人との懸け橋』大倉 信 師


2017年8月6日

クリスチャン精神科医の工藤信夫先生はその著書の中で興味深いことを書いています。すなわち、先生は「健全な不信仰というものがあることを私達は知っていていいのではないだろうか」というのです。工藤先生はその著書の中でこう書いているのです「実際、ここに至ってもう語ってもよいと思うので、あえて申し上げるのであるが、私の信仰生活の20年間を支えたものは、あのよく引用される聖書のみことば「いつも主にあって喜びなさい。もう一度言います。喜びなさい」(ピリピ4:4)などという類のものとは程遠いものであった。

そして、工藤先生は言います「いつも迷っていたし、悩んでいた。そして、その時に私の心にあったのは、はたして神は本当に全ての事態に関与しておられるのだろうか」という問いであった。しかし、今言えることは、こうした神に対する素朴な疑問と探究心こそが、私を神に向かわし、その関係を強固なものとしたということである。いわば、つぶやきや不平が私の信仰を豊かにしたのである(「信仰による人間疎外」いのちのことば社 工藤信夫 )。

●メッセージ音声

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