2022年2月13日
昨年の八月から聖書の「伝道の書」から講解メッセージをお話ししてきましたが、今日が最後となります。
このシリーズの一番最初に私は28歳の若さで結核で亡くなった高杉晋作についてお話ししました。彼はその病の床に伏していた時に、こんな辞世の句を読みました。
「おもしろきこともなき世を、おもしろく」
その時は、この句だけをお話ししたのですが、実はこの話には続きがあります。高杉がこの句を詠みました時、彼の看病をしていた野村望東尼(のむらぼうとうに)という歌人が、高杉の句に続く句として「住みなすものは心なりけり」と詠んだというのです。この言葉に高杉はうなずき「おもしろいのう」と言い、召されていったというのです (『竜馬がゆく』7巻383ページ)。 野村は言ったのです「このおもしろくない世をおもしろい場所と変えることを可能にするのは私達の心のありようです」と。しかし「その私達の心には罪がある」と聖書は2000年来、言い続けています・・・。
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