「ハンナ:私に代わって、その子を育てなさい」
大倉信師
‶Hannah: Raise that Child on My Behalf”
by Pastor Makoto Okura

「とんび」という日本のドラマがありました。妻を失った父親が、不器用ながら男手一つで息子を育てていくというドラマです。そのシーンの中にその父の息子が大学進学のために都会に出ていってしまうことを、酒を飲みながら嘆く父親に対して、居酒屋のおかみが語りかけるシーンがあります。おかみは彼に言います。
「親は双葉でいいの。双葉は一番、はじめに苦労して芽を出したのに、成長の全部を見ることはできないの。それが双葉の宿命なの。かわいそうなもんよね。世話になったことなんて振り返りもせず、感謝されるわけもなく、でも茎はどんどん伸びていく。親子って、そんなもんかもしれないね」
私達に子を与えてくださった父なる神を知る者は心に祈ります。
「親は確かに双葉のようなもの。そこから新芽を誕生させ、その一部始終を見守ってくださり、育んでくださるのは父なる神。双葉は新芽が伸び、実を結ぶことにより、枯れ落ちる。双葉の役目は、それでいい。授かった子を主にお返しする、それが双葉の喜び・・・」(大倉)
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